【解決事例】家賃支払い請求の裁判~トイレの水漏れの闘い~

依頼に至った経緯

マンションの部屋を何部屋か借りて、お店を経営しておりました。
しかし、居住していたマンションの部屋のトイレと風呂場から、汚水の水漏れが起こりました。
そして、借りている下の階の部屋にも水漏れが生じました。
営業しているお店にも水漏れがおこり、お店を閉じることにもなりました。

トイレの水がもれたので、下の部屋には、トイレの臭いが立ちこもり、生活に大きな支障がでておりました。

そこで、依頼者は、賃貸人側に修理の要求を求めました。
しかし、賃貸人が体調を崩しており、管理会社とも話し合いが上手くできませんでした。
そこで、依頼者の方は、水漏れが直るまで家賃の支払いを拒否しました。

その後、修理がなされて水漏れは止まったのですが、未払いの家賃の金額は数百万円ほどになりました。

しばらくて、賃貸人側は未払い家賃の支払いを求める裁判を起こしてきました。

そこで、相談にこられたのです。

裁判において

水漏れの被害の状況を詳しく主張立証しました。
部屋の写真をとり、どのようにトイレの汚水が漏れているか、どのように下の階の借りている部屋に被害が生じているかを主張立証しました。

トイレの汚水により、生活に多大な悪影響がでたことも、主張しました。

解決

裁判では、和解の話し合いも行われました。
何度も和解の話し合いがなされたのですが、話し合いがまとまらず決裂になりかけました。

そこで、依頼者ご本人と和解の場に一緒に参加しました。
そして、改めて、依頼者ご本人の口から裁判官に対して、状況や惨状を伝えました。
裁判官も同情をしてくれました。また、裁判官の口から依頼者に対して、和解の内容は依頼者にとってもとても良いものですよとの説明がありました。
すると、依頼者も、裁判官のいうことだからと納得されました。

そして、半額以下の金額で賃貸人側と和解をしました。
また、借りている部屋の修繕は、半額ほどに減額した上ですぐに行うことになりました。
また、部屋は、今後も引き続き住み続けられることになりました。

弁護士水谷真実
弁護士水谷真実

和解により1つ前に進めました。今後はこのようなことがないように、なにかあったらすぐに対応や相談をして欲しいなと思っております。

※最後に
実際の事例を元にしておりますが、事案の特定ができないように状況や当事者等を変更しております。なお、あくまで参考例であり、事案によって解決内容は異なります。